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真田幸村(石垣版)完全彩色 大坂の陣 / Samurai Art Figure :Sanada Yukimura Summer Siege of Osaka Castle

価格: ¥59,400 (税抜 ¥54,000)
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完全彩色で色鮮やかによみがえる、騎乗姿

家系の名門 真田家

真田幸村といえば、忠義や武勇の人というイメージを持つ人が多い事だろう。
しかし幸村の本質に迫るほど、彼は寡黙で多くを語らぬ武将であり、残された文を見るに非常に繊細な感性を持っていたことが伺える。
大坂の陣における真田丸を駆使した戦いとその奮戦ぶりから、猛々しい姿をイメージされやすいが、道明寺の戦いにおいて、最新鋭の武器と部隊を引き連れ物量で押す伊達に対し、地の利を生かし軍の運用で悠々と迎え撃った幸村は「智将」と呼ぶにふさわしい。

真田の家は、祖父・幸隆の代より智謀を駆使し戦国の世を生き抜いてきた家系。父・昌幸もまた神川の合戦で徳川家康を徹底的に打ちのめした戦上手だった。
その二人から薫陶を受けた幸村はまさに「武門の名門」であったことが伺える。
本作はそんな幸村の本質である「智将」と「武門」にスポットを当て、制作した作品である。

武門の名門として生まれた真田幸村は、その人生の多くを幽閉生活で過ごしており、幼少期は 人質として各地を転々としていた。上杉家に人質として送られたのち、幸村は豊臣秀吉に仕えることになる。
豊臣家臣であった大谷吉継の娘を妻に迎え入れ、関ヶ原の戦いでは豊臣方である西軍に就くなどその関係は良好だったとされる。しかし関ヶ原の戦いでは東軍勢力の徳川秀忠を父と共に足止め、
遅参させたことで幸村は高野山九度山に十四年もの間に渡り蟄居されることになる。
蟄居生活の最中、徳川が他の武将を次々放免していくのに対し、真田家だけは許されずついに父・昌幸は無念の内に亡くなってしまう。



そんな幸村が九度山を脱出し、馳せ参じたのは豊臣家の「大坂の陣」であった。
この頃の真田幸村は、すでに豊臣方の負けを覚悟していたが祖父・父より引き継いだ戦略をもって、幸村は西軍として参陣した。
その背景には秀吉に気に入られ、捕虜時代に大阪城にいたことから大阪城内の内部構造をよく理解し「もし自分が攻め落とすのであれば」と策略に頭を巡らせ、また戦略好きの秀吉とそのような話をしていたことだろう。そして徳川に対する恨みのような感情を持っていたのではないか。

無念のまま亡くなっていった父の怨み、智将の家系に生まれながらも己がもつ十分な知識と経験を活かせず許されない時間が過ぎ去る事、細作(忍)から入ってくる情報をもとに発揮する場のない策略を巡らせる時間・・・
長い蟄居生活は幸村の想いを熟成させるのに十分な時間であった。
そして真田に向けられた裏切りの念を払拭するために、彼の足は大坂へと向かう。
大坂の陣は父の弔い合戦でもあり、祖父の代から続く真田家の智将としての本質を発揮できる最後の場であった。



伊達率いる近代的な鉄砲騎馬部隊に 見事寡兵で立ち向かう幸村。
先陣の後藤又兵衛隊を壊滅状態に追い込み士気が高揚する中、戦いの疲労と油断をみせた伊達隊を、矢の届かない丘陵まであえて誘い込みそこで彼らを迎え撃った。
当時の戦に置いて特に重要であった弓矢を無力化し、かつ鉄砲騎馬部隊の馬は丘陵の丘まで上がったところで馬の腹が無防備に晒されたところでそれを叩いた。

後藤又兵衛隊が遭遇戦から壊滅状態に追い込まれたのとは正反対に、幸村は敵方の陣形と軍構成を理解した上で地形を活かし、心理戦も考慮した戦い方は実によく計算されていた。
その後、伊達隊の追撃を許さずに幸村は退却している。
戦いは情報戦であることを幸村は知っていた。

本作の幸村は、伊達隊を迎え撃つべく、智将として静かに、しかし計算された策略をもとに悠然と戦場に降りたつ幸村の姿を表したものである。

夏の陣では大坂城外の砦『真田丸』から圧倒的多数の徳川軍に痛撃を与え、一時は家康が切腹を決意したとも伝わる程に奮戦した。
長兄とたもとを分かった関ヶ原の後、十四年もの長い蟄居(幽閉)生活を耐えしのび、 寄せ集めにすぎない浪人たちを見事にまとめ上げての戦いぶりは、薩摩の島津家久に 「真田日本一の兵」と言わしめさせるほど。
家康本陣の旗が倒れることは三方ケ原以来なかったとされ、その功績は、武田二十四将として武田信玄を支えた祖父・幸隆、徳川家康を何度も恐れさせた父・昌幸の功績をもしのぐ真田三代の武勇を結実させた結果とも言える。



最後に智将として武門を発揮する事ができた大坂の陣は、真田の名を世に知らしめることとなった。
幸村の知略を張り巡らされた戦いの功績は、祖父、父から続く真田の功績を現代に伝え残されることになった。
そんな幸村の魅力と生き様を後世へ伝えたいと思い、幸村が奮戦した「大坂の陣」の戦場で幸村が悠然と指揮を構え「智将」を彷彿とさせる騎馬像にて再現した。
ただの彫刻ではなく、真田幸村の人物像や背景、歴史を加味し彼が武士として最も活躍し、人生のクライマックスともいえる場面をアート作品として甲冑に至るまで丁寧に作り込んだ。

大坂の陣での真田隊は指物・兜・鎧など全て朱一色で統一した「赤備え」で、その真田隊が茶臼山に陣取ると、まるで「つつじの花が咲いたごとく」鮮やかで、見事なものだった と記録されている。(信州松代藩/正史『先公実録』)
史料にも記録が残る赤の鎧一式に、鹿角の兜、十文字槍を「つつじの花が咲いたごとく」表現するために一部彩色のみとし、赤備えをより目立たせる仕様としている。
颯爽と戦場に降り立つ本作の幸村の姿は、鮮やかな赤色がまず目に飛び込んでくる。戦場で他の兵士が目にしたのはこんな姿だったのだろう。

細部の表現は創業以来20年にわたり戦国武将を専門に研究してきた当社にしかできない高い技術で制作されている。石垣を台座とし360度いずれの角度からも、専門の造形による「本物」の味わいをお楽しみ頂けます。


真田幸村 フィギュア 製品イメージ3
 「兜」脇立て
 本物の鹿角をイメージしたシャープな造形をリアルな彩色で表現。

 「表情」
 幅10mmに満たない頭部に引き締まった表情を描き込む、
 驚くべき職人の筆彩色技術。極小の瞳は、特に長い修練を
 積んだ職人が1作ごと時間をかけて専用の筆で描き込んでいる。


真田幸村 フィギュア 製品イメージ4
朱塗りの金属感が良く再現された兜や袖。 籠手は網目状に連なった鎖かたびらも再現。
使い込んだ使用感が感じられる繊細な色仕上げ。1体ごと丁寧に細かく筆で汚しまで再現される。


真田幸村 フィギュア 製品イメージ5
赤の仏胴に上品な金の装飾がされた陣羽織。佩楯や臑当ても繊細に塗り分けされ、造形の細部が活きている。


真田幸村 フィギュア 製品イメージ6
現在のサラブレッド以前の日本古来の馬をイメージしたリアルな造形。筋肉表現を巧みに捉え、躍動感溢れる動きを再現。



手にする馬上槍は歴戦の重みを感じさせる真田幸村ゆかりの十文字槍。



ヒストリカルフィギュアとは

ヒストリカルフィギュアとは2 ”ヒストリカルフィギュア” とは

 歴史的人物を精巧に再現した立体像のことをいいます。
 中世ヨーロッパの王侯貴族に広がったこのアイテムは、教養ある大人たち
 のコレクション ”King of Hobby(キングオブホビー)”として欧米で広く
 人気を得ています。(株)謙信は2007年より日本で初めて史実や甲冑装束
 の裏付けのもと、本物のヒストリカルフィギュアを開発・提供しています。

 彩色仕上げは、職人のハンドペイントです。造形・彩色品質に厳しい検品・
 監修を行いつくり上げています。

ヒストリカルフィギュアとは3

ヒストリカルフィギュアとは4
  一般社団法人 日本甲冑武具研究保存会  故・三浦公法氏

 日本で数人しかいない甲冑師のひとり。 昭和44年(1969)、日本甲冑
 武具研究保存会より推薦甲冑師の指定授与。昭和50年(1975)、英国
 ロンドン塔王室武具館所蔵、徳川家康より英国王ジェームス一世に
 贈られた日本の甲冑の修理復元を受け、完成し同館に引き渡しました。

 ボストン美術館(アメリカ)収蔵甲冑の修復にも携わる。(戦国期)当世具足の世界的な第一人者として活躍されました。

ヒストリカルフィギュアとは5

ヒストリカルフィギュアとは6
 全ての工程を職人の手仕事でつくり上げます

 美術造形を手掛ける(株)謙信直営の工房によって、ひとつひとつ職人の
 熟練した技術で仕上げるヒストリカルフィギュア。日本で制作した精巧な
 原型をもとに、直接指導・監修し、型抜きから仕上げまですべてを工房内で行い、
 完成させます。インテリアとしても場所を選ばず、造り込まれた丹念な造形と彩色で
 長期のご鑑賞をお楽しみいただけます。
 Copyright(C) 2015 KENSIN Co., Ltd.

 

***
[製品仕様]限定生産 100体
製品サイズ:W160×D110×H210 mm *本体・台座を含む
素材:ポリストーン製(石粉・合成樹脂)
重量:約580グラム
付属品: 「大坂夏の陣」銘入り立札、専用化粧箱
***

ご注文確定後、3~4営業日程で発送いたします。


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※詳細はご利用ガイドをご覧ください。

【 ご注意 】
・画像はイメージです。
・撮影、展示環境によって彩色の表現が画像と異なる色に見える場合があります。
・サイズは試作品計測のため、本製品と若干の誤差が生じる場合があります。
・彩色の表現はすべて人の手仕事のため、画像と異なる場合があります。
・お使いのディスプレイ機器によって、異なる色に見える場合があります。


©KENSIN

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